【和食に欠かせない調味料】味噌の正しい保存方法とは?
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【和食に欠かせない調味料】味噌の正しい保存方法とは?

藤倉 詩織
藤倉 詩織 管理栄養士
2021.09.29

日本人にとってなじみ深い調理料の1つである味噌。実は時間の経過や保存する温度によって、色や風味・香りが変化してしまいます。味噌は一度購入するとすぐには消費し切れませんが、できるだけ購入当初のおいしさを保ちたいものですよね。今回は、味噌の正しい保存方法について解説します。

保存方法の前に…味噌は時間と温度によって色が濃くなる?

味噌を長期間保存したり、温かい場所で保存したりすると、味噌が濃い色合いに変化することがあります。原因は、味噌に含まれる糖とアミノ酸が反応して起こる「メイラード反応」という現象。食べても身体に害を及ぼすことはありませんが、極端に変色してしまうと、風味や香りも大きく損なわれる恐れがあります。

未開封の状態でもメイラード反応は生じるため、購入した味噌は常温保存ではなく、冷蔵庫や冷凍庫で保存するとよいでしょう。おいしい味噌を長く楽しむことができます。

開封後の味噌も冷蔵・冷凍保存がオススメです。開封後の味噌は空気に触れることで劣化が進み、カビも発生しやすくなってしまうため品質が損なわれにくく、雑菌が増えにくい低温環境での保存が適しているというわけです。

味噌の保存方法① 冷蔵保存

【カップ入り味噌の保存方法】

カップ入りの味噌の場合は、使うたびに清潔なスプーンなどを使って表面を平らにならし、付属の白いシートやラップでぴっちりとおおってからフタをしましょう。味噌が空気と触れないようにすることで、味噌表面の乾燥・酸化・変色を防止します。味噌を取り出すときは、清潔で乾いたスプーンやヘラを使うこともポイントですよ。

【袋入りの味噌の保存方法】

袋入りの味噌の場合には、使うたびにしっかりと空気を抜いてから、クリップやゴムで口を止め、冷蔵保存しましょう。事前に清潔な保存容器に詰め替えて、カップ入りの味噌と同じように保存する方法もあります。冷蔵保存の場合は、その商品の賞味期限を目安に使い切るようにしましょう。

ポイント

冷蔵室で保存することもできますが、スペースに余裕がある場合にはチルド室を活用するとよいでしょう。チルド室は比較的低い温度に設定されており、温度変化も少ないため味噌の発酵が進みにくく、劣化もしにくい環境です。

味噌の保存方法② 冷凍保存

冷凍保存にすると、およそ1年程度日持ちします。冷蔵庫にスペースがない場合や、味噌を使う頻度が少ない場合には冷凍保存がオススメです。味噌は塩分や糖分も多く含まれるため冷凍庫で保存しても完全に凍ることはなく、少し硬くなる程度。解凍の必要もないため、使い勝手も悪くありません。

冷蔵保存と同じように、使うたびに表面を平らにならし、シートやラップでおおってからフタをするようにしましょう。味噌がもともと入っていたカップや袋などの容器は冷凍に対応していないものがほとんどなので、清潔な冷凍保存用容器に移し替えてから保存するとよいでしょう。

保存方法に注意の味噌もある

市販の味噌の中には塩分濃度が低い「減塩タイプ」や、だしが味噌に添加された「だし入りタイプ」などがあります。これらの味噌は塩分が気になる方やだしを加える手間を省きたいなどに重宝しますが、通常の味噌と比べてカビが発生しやすかったり、傷みやすかったりするデメリットも。

冷蔵保存・冷凍保存にかかわわらず、開封したらできるだけはやめに使い切るよう心がけましょう。

保存方法を知って味噌をおいしく料理に使おう!

味噌の保存には、冷蔵庫や冷凍庫での保存がピッタリです。空気に触れないようにするなどの工夫をしながら上手に保存をして、おいしい味噌を日ごろの料理に取り入れましょう!

藤倉 詩織

藤倉 詩織管理栄養士

健診センターにて、メタボリックシンドロームや生活習慣病の方への栄養指導・特定保健指導を経験。結婚退職後は、オンライン食事アドバイス・栄養相談に携わり、食や栄養に関するコラム執筆なども行っています。

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