無添加めんつゆおすすめ10選!だしの種類やつゆタイプを比較
めんつゆは、そうめんやうどんを手軽においしくいただくのに欠かせない調味料です。その一方、添加物を利用してうま味を強調しているものが多く、気になりますよね。よく使うめんつゆこそ、無添加を選んで本物のだしのおいしさを堪能しましょう。
今回は、おいしい無添加のめんつゆ10選をランキング形式でご紹介します。おすすめの選び方もお伝えするので、迷った時は参考にしてください。
無添加のめんつゆは料理におすすめなの?
無添加のめんつゆは、しょうゆをベースに昆布やカツオのだし、みりん、砂糖などを原料にして作られています。どれも家庭にありそうな食材で作られているのが特徴です。
めんつゆさえあれば料理の味が決まるのは、手間暇をかけて昆布やカツオから引き出すだしのうま味のおかげ。安価に購入できるめんつゆは、添加物に頼ってうま味を出しています。
無添加ではないめんつゆの特徴は?
無添加でないめんつゆには、果糖ぶどう糖液糖、調味料(アミノ酸等)、たん白加水分解物が使われていることが多いです。ひとつずつ解説していきます。
果糖ぶどう糖液糖
果糖ぶどう糖液糖は、トウモロコシやイモのデンプンに酵素を反応させて作られる「異性化糖」と呼ばれる食品添加物です。ぶどう糖と果糖が混合する液状の甘味料で、果糖の量により種類が異なります。
果糖ぶどう糖液糖は、果糖が50%以上90%未満のものです。低い温度で甘味を強く感じるのが特徴で、冷たくして飲む清涼飲料水やガムシロップ、調味料によく使われています。
調味料(アミノ酸等)
調味料(アミノ酸等)は、グルタミン酸ナトリウムなどうま味成分として使用される食品添加物です。
家庭では昆布やカツオを水に浸したり煮出したりして取り出しますが、添加物のうま味成分は化学的に抽出されるのが一般的。グルタミン酸ナトリウムの場合は、原料が主にサトウキビという点も違います。
たん白加水分解物
たん白加水分解物はアミノ酸を主成分とし、食品にコクやうま味を加えるために使用されるものです。大豆や小麦の植物性たんぱく質やゼラチンなどの動物性たんぱく質を、酵素の力でうま味成分に分解して作られます。
食品添加物に分類されていませんが、くず肉や大豆かすに強い酸を加える製法もあり、安全とは言い切れないでしょう。
無添加めんつゆのおすすめ選び方① だしの種類から選ぼう
無添加のめんつゆは、だしの種類で選ぶのがおすすめです。だしの種類は、昆布かカツオのどちらかを使用したものが多くみられます。それぞれ味わいや特徴が違うので、好みや使い道に応じて選ぶとよいでしょう。
昆布だしの無添加めんつゆ
まろやかでクセのないめんつゆを探している人におすすめ
昆布だしをメインにした無添加のめんつゆは、まろやかでクセのないうま味が特徴です。どなたにも好まれる味なので、来客時や贈り物のセレクトにも喜ばれるでしょう。
麺類だけでなく卵かけご飯や煮魚などさまざまな料理にしっくり馴染み、便利に利用できますよ。
カツオだしの無添加めんつゆ
だしが強めのめんつゆがお好みの人におすすめ
カツオだしを使った無添加のめんつゆは、だしのうま味がしっかり効いているのが特徴です。燻されたカツオの独特な香りと微かに感じる酸味が、味に奥行きを加えています。
昆布だしに比べると若干強めの味わいで、おひたしやお吸い物によく合うでしょう。カツオの風味を活かしてタケノコの煮物などの味付けに使えば、簡単においしいひと皿が出来あがりますよ。
無添加めんつゆのおすすめ選び方② つゆのタイプから選ぼう
無添加のめんつゆは、ストレートタイプと濃縮タイプがあります。どちらが良いのか迷う場合は、使い勝手によって選ぶとよいでしょう。
ストレートタイプの無添加めんつゆ
キャンプやBBQなどで使いたい方におすすめ
ストレートタイプは、封を切るだけですぐに使用でき、味も調整されているめんつゆです。キャンプやBBQなどその場でサッと使えて、使い切りたい場面に重宝します。
濃縮タイプに比べて塩分濃度が低く、日持ちがしにくいので注意しましょう。ストレートタイプのめんつゆは、そうめんやうどんよりそば用に作られたものが多い傾向です。
濃縮タイプの無添加めんつゆ
めんつゆをよく使うご家庭におすすめ
濃縮タイプは、ストレートタイプよりも保存期間が長いのが特徴です。水で薄めるので意外に使える量が多く、大人数の家族や使用頻度の多い方は有効に利用できるでしょう。
そうめんやうどんの汁やつけ汁はもちろん、ドレッシングや煮物、鍋物の味付け、隠し味など幅広く活用できます。
無添加めんつゆのおすすめ選び方③ 使用目的から選ぼう
無添加のめんつゆは、使う目的によって選ぶとよいでしょう。そばに使うか、またはそうめん・うどん・料理などに使うか、めんつゆ次第でおいしさが変わるからです。
そばに無添加めんつゆを使う場合
そば好きさんにはそばつゆがおすすめ
そばを食べるなら、そば特有の風味やのど越しが楽しめるように仕上げられた、そば用に作られたものを選びましょう。
だしを効かせすぎない絶妙の味加減が、そばをおいしくしてくれます。そば自体のうまさを味わうためにも、つゆを付けすぎないでいただくのがおすすめですよ。
そうめん・うどん・料理に無添加めんつゆを使う場合
だしの風味を活かしためんつゆがおすすめ
そうめんやうどん、料理に使うなら、だしの風味が効いたおいしいめんつゆを選びましょう。特にそうめんやうどんは味が淡泊なため、めんつゆによって味の印象が大きく変わります。
同じく料理の味付けにも、めんつゆのだしや香りは重要です。どちらもだしをしっかり効かせためんつゆを使うと、素材の良さを味わえます。
ただし魚の煮つけには、味がぶつからないようカツオよりも昆布やシイタケのだしを使っためんつゆの方がしっくり合うでしょう。
美味しさを守る為に、壜は紫外線に強い黒ボトルを使用しています。
無添加のめんつゆおすすめ10選ランキング!
無添加のめんつゆを編集部が独自調査し、ぜひ試してもらいたいものを10個ランキング形式でご紹介します。Amazonや楽天などのネット通販で気軽に購入できるものを厳選したのでぜひお試しください!
醤油とかつお節が決め手の無添加めんつゆ
岩手県の老舗醸造元の「老舗の味つゆ」は、復興庁が主催する「世界にも通用する究極のお土産 10選」に選ばれた逸品です。長期熟成されたしょうゆと地元の早池峯霊水を使用して丁寧に作られています。
手作業でカツオの一番だしを取り、手作りならではの深い味が印象的です。麺類はもちろん、天つゆや煮物などさまざまな料理の味付けにも使えます。
昆布や椎茸から丁寧にだしをとった無添加めんつゆ
厚削りのかつお節をメインに、利尻昆布や国産シイタケから丁寧にだしを取った本田商店の「有機めんつゆ」が2位にランクインしました。口に含むと、カツオ風味の後から昆布とシイタケのうま味が追いかけてきます。
そうめんやうどんがこれ1本でおいしくなるだけでなく、卵かけご飯も絶品に早変わり。砂糖不使用ですが甘さも感じられ、どなたにも好まれる味でしょう。子どもから大人までおいしさを分かち合えるのがいいですね。
体に優しい無添加めんつゆを探してる方におすすめ!
光食品の「有機めんつゆ」は、1年以上熟成した有機本醸造しょうゆがベースの深い味わいが特徴です。
国産かつお節と国産昆布だしが生み出すまろやかなうま味とコクが楽しめます。低温殺菌のため、カツオと昆布の風味や栄養価も損なわれていません。
ぜひそうめんやうどんで、無添加の安心できるおいしさを味わってみてくださいね。
#4
美味しさを守る為に、壜は紫外線に強い黒ボトルを使用しています。
カツオだしの香りが素材を活かす無添加めんつゆ
テレビCMでもおなじみの桃屋が販売する「つゆ特級」は、しょうゆ・砂糖・かつお節・みりんの4つの原料のみで作られています。
厚削り本かつお節から取れるだしは、深く広がるうま味が特徴。砂糖にザラメを使うことで、コクがあるのにすっきりとした甘さが感じられます。
原料の味と風味のバランスが良いので、淡白な麺類だけでなくそばもおいしくいただけます。鮮度を守るため、紫外線に強い黒い瓶を使用しているのも高ポイントです。
#5
6種類のだしをブレンドしました。
複数の魚だしの重なるうま味が特徴のめんつゆ
「極撰めんつゆ」はかつお節を扱うヤマキらしく、複数の魚のだしを使用しているのが特徴です。
数種のかつお節をはじめサバ節、ウルメイワシ節、イワシ煮干しなどを使った深い味わいが楽しめます。クセがないので、おひたしや冷ややっこ、煮物などさまざまに利用でき料理のレパートリーも広がるでしょう。
スーパーでも取り扱いがあり、気軽に手に取れるのがうれしいですね。
さお前昆布のうま味が濃縮された無添加めんつゆ
伝統的製法にこだわり、味噌やしょうゆを作り続ける渋谷醸造株式会社の「めんつゆ」。添加物に頼らず、北海道でとれる良質な素材を使っているのが特徴です。
だしには北海道産のさお前昆布を使い、まろやかなうま味を凝縮しています。爽やかな甘さは十勝本別産ニンジンから引き出されたもので、自然の恵みたっぷりの風味が楽しめますよ。
素材のうま味や栄養素を最大限に活かした「めんつゆ」は、卵かけご飯や天つゆなどにもおいしく利用できます。うす塩仕立ての味も、健康を気にする方にうれしいポイントですね。
有機野菜がたっぷりの無添加めんつゆ
オーサワの「有機めんつゆ」は、植物性のだしとニンジン・タマネギ・キャベツなどの有機野菜からうま味を取り出しています。
動物性のだしを使っていないので、あっさり味の無添加めんつゆを探している人におすすめです。乾シイタケのうま味と野菜の甘さを活かした軽い口当たりで、そうめんやおひたしにたっぷり使ってください。
あっさり味では物足りないという人には、ごま油を数滴たらすとコクが増していつもと違う味わいが楽しめます。
国産原料100%!濃いうま味が特徴の無添加めんつゆ
マルシマの「つゆ彩々」は、国産原料100%で作られています。だしはカツオ・宗田・サバの3種類の厚削り節を使用し、濃いだしのうま味が堪能できるでしょう。
また三河みりんを合わせたことで、甘さが控えめなのにコクが楽しめます。おひたしにかけたり丼ものの味付けに使ったり、味が決まりやすいので料理が楽しくなりますよ。
砂糖不使用のおすすめ無添加めんつゆ!
弓削多醤油の「万能つゆ」は砂糖を使わずみりんでほんのり甘さを加えています。ウルメイワシやサバなどの混合削り節と昆布でだしをとり、ふくよかな味と香りが印象的です。
麺類のつゆに使用すると、そのおいしさが際立ちます。肉じゃがなどの煮物や納豆の味付けにも相性が良く、まさに万能に利用できるめんつゆと言えるでしょう。
甘口を好む方にもおすすめ!カツオや昆布だしが効いた無添加めんつゆ
ヤマロク醤油の「菊つゆ」は、丹波黒豆で作られたしょうゆ「菊醤」をベースにした甘口のめんつゆです。だしには、北海道産の昆布と枕崎産のかつお節を使用。
良質なだしとうま味たっぷりのしょうゆが織りなす、上品な香りと深いコクを味わえます。
麺類や料理の味付けなど、さまざまな使い方ができますよ。おひたしや冷ややっこ、卵かけご飯にかけて、おいしさを実感してください。
無添加めんつゆで料理のレパートリーを広げよう!
今回は、無添加のめんつゆおすすめランキングTOP10をご紹介しました。
うま味・コク・甘味・塩味などバランスよく味わえる無添加のめんつゆは、誰にでも愛される味。麺類以外にも使い道がたくさんあり、料理のレパートリーも広がるでしょう。
ぜひ、おすすめの無添加めんつゆで食卓をおいしく彩ってみてください!不要な添加物が入っていないので、安心して食欲も料理の腕もアップしますよ。