
おからパウダーダイエットで痩せたいなら!経験者オススメ理由と食べ方とは

一時、熱狂的なブームを巻き起こしたおからパウダーダイエット。
当時は手に入らなくて試せなかったうちに、ブームが落ち着いてきて忘れていたという人もいるはずです。
今回は、管理栄養士であり、おからパウダーダイエット経験者の著者がダイエットの方法や、なぜ効果的なのか、おすすめの商品や食べ方をお伝えします。
※この記事は、管理栄養士の「相田すみ子」さんがご紹介しています。
おからパウダーダイエットって何するの?

スプーン1杯のおからパウダーをかけるだけ
おからパウダーダイエットとは、スプーン1杯のおからパウダーを、毎食色々な食品にかけたり混ぜたりして食べるダイエット方法のことです。
おからそのものとは違い、味や食感の変化が起きにくいので、無理なく続けられ毎食スプーン1杯分のおからパウダーを加えるだけという手軽さも魅力です。
乾燥しているので生おからよりも日持ちし、持ち運びがしやすいのもメリット。
おからパウダーダイエットはこんな人にオススメ

ダイエットが続かない気が乗らない方にオススメ
- 飽き性
- 面倒くさがり
- ダイエットにお金をかけたくない
この3つに当てはまる人は、ぜひおからパウダーダイエットを試してほしいです。
おからパウダーダイエットが長続きする理由
そもそもダイエットが長続きしない原因は、「おいしくない」「物足りない」などではないでしょうか。
それらをクリアする方法があったとしても、コストがかかると続けにくいですよね。
おからパウダーダイエットは、いつもの料理におからパウダーをふりかけるだけという手軽さが魅力。
料理の味を邪魔することなく、1袋200円前後とコスパも◎なので、ダイエットが続かない方やダイエットに気が乗らない方でもきっと続けられるはずです。
ダイエット効果を高める!おからパウダーはいつ食べればいい?

おからパウダーは食前か最初に食べるのがオススメ!
できれば食前または最初におからパウダーを含む料理を食べることがおすすめ。
最初に胃に入ることでより満腹感が得られやすくなり、食べすぎ防止になるからです。
おからパウダーがダイエットに効果的な3つの理由

おからパウダーなら!① ダイエット中の辛い物足りなさに効果的!
満腹感が得られやすい
おからパウダーは、水を含むと約5倍に膨れるため、少量のおからパウダーを食べるだけでも、満腹感が得られやすいのです。
空腹感を感じにくくする
おからには、たんぱく質が含まれています。
たんぱく質は消化吸収に時間がかかるので、腹持ちがよいのが特徴。
糖の吸収をおだやかにする効果も期待できるので、空腹感を感じにくくなります。
おからパウダーなら!② ダイエット中の強い味方!脂肪の蓄積を防止!
食事をすると含まれていた糖分が血液中にあふれ、血糖値が上昇しその糖を回収するために、インスリンという物質が分泌されます。
- インスリンとは?
糖を脂肪として蓄える性質があり、血糖値が急激に上昇することで量が増え、余計に脂肪を蓄えやすくなります。
インスリンの量が増えると、血糖値が急激に下がることに。
血糖値が下がる=空腹感を感じ、余計に何かを食べたくなってしまうんです!
でもおからパウダーを食べれば大丈夫
おからパウダーは、大豆たんぱく質や食物繊維のおかげで、血糖値の上昇をゆるやかにする効果が期待できます。
★血糖値の上昇がゆるやか=脂肪がつきにくくなる
★血糖値が下がるのもゆるやか=空腹感を感じにくくなる
ということなので、ダイエット中の強い味方になってくれます。
おからパウダーなら!③ 便秘解消で痩せる?腸活ダイエットにも効果的
おからパウダーに含まれる食物繊維は、腸内環境を整える役割があります。
腸を刺激して動きを活発にするので、腸内に残っているカスを排出し、きれいな状態に導きます。
食物繊維は、糖の吸収をおだやかにする働きがあるので、脂肪蓄積防止にも◎です。
★腸がきれいな状態だと、栄養素を効率よく吸収できるので、美肌づくりにも役立ちます。
おからパウダーの種類でダイエット効果に違いはあるの?

おからパウダーの種類でダイエット効果はほとんど変わらない
おからパウダーは、粒子の細かさで種類が分けられていますがどちらを使ってもダイエット効果に差はないと考えられます。
原材料はどちらも同じ大豆。
その搾りかすであるおからを乾燥させて、粉砕する粗さを変えているだけなので、成分や効果に差は出にくいのです。
おからパウダーを選ぶ際のポイント
おからパウダーは加熱せず使うことが多いので、安心できる産地のものがおすすめ。
粒子が細かいかどうかはパッケージを触ったとき、カサカサするのが粒子粗め、しっとりしているものが粒子細かめです。
通販で取り寄せるときは、メッシュという細かさを表す数値を確認し、数値が高いものほど、粒子が細かくなります。
経験者おすすめ!おからパウダー3選
おからパウダー初心者は、粒子が細かいものから使ってみましょう。
粗めのものは食感が少し気になるので、使える料理の幅が狭くなってしまいます。
おからパウダーダイエットが続けられそうと思ったら、両方をそろえて料理ごとに使い分けるのもよいでしょう。
- キッコーマン飲料 豆乳おからパウダー 120g
細かい粒子で、とても食べやすいのが特徴。クセもなく、おからパウダー初心者にもおすすめできる商品です。多くのスーパーで見かけるので、気軽に手に入れやすいのもポイント。
- トップバリュ 国産大豆おからパウダー 120g
おから独特のクセがなく、食べやすい商品です。また、水で戻せば通常のおからとして料理に使えるのもポイント。料理やお菓子に混ぜてアレンジしてもよいでしょう。
- なかから美育 おからパウダー 国産 150g 超微粉
超微粒子で、ほとんどおからパウダーの食感を感じないのが特徴。食感や舌触りをできるだけ変えたくない人におすすめします。
【試食済み】ダイエット目的でおからパウダーを使うならこんな食べ方がおすすめ

実際に筆者がおからパウダーを食べてみて、どの食品だと食べやすいか試してみました。
1位★おから×ヨーグルト

もったりとした食感なので、おからパウダーを混ぜても違和感が少ないです。
粗めのおからパウダーを使うときは、混ぜて少しおくと水分を吸ってより食べやすくなります。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌とおからパウダーの食物繊維は、腸内環境改善にも最適な組み合わせです。
★初心者にもおすすめ。
★粗め細かめどちらでもOK。
2位★おから×汁物

粒子が細かめのものだと、違和感はほとんどありません。
朝、インスタントのポタージュに混ぜて飲むと手軽に摂れるのではないでしょうか。粒子が粗めのものは、喉にひっかかりました。
★すまし汁やコンソメスープよりも、味噌汁やポタージュなどまろやかな風味の汁物と相性がよく感じられます。
3位★おから×サラダ

野菜の食感のおかげで、おからパウダーが気にならないので食べやすかったです。
粒子は粗め、細かめどちらでもいけると思います。
サラダに振りかけてよく混ぜて食べるか、あらかじめドレッシングと混ぜておいてもよいでしょう。
★粒子細かめのものをたくさんかけてしまうと、粉っぽく感じるのでスプーン1杯程度がおすすめ
4位★おから×豆腐ハンバーグ

かさ増しにもなるおからパウダー。
水っぽくなりがちな豆腐ハンバーグに入れると、水分を吸って肉感が増すので満足度がアップします。
★粗めの粒子がおすすめ
5位★おから×飲み物

個人的にはあまり好みではありませんでした。
飲めなくはないのですが、味や食感どちらも変わってしまうので、時間がないとき以外は選ばないかなと思います。
★飲み物に入れるなら、粒子細かめにしましょう。粗めだとさらに飲みにくくなります。
手軽に続けられるおからパウダーダイエットでスッキリとした体を目指そう

おからパウダーダイエットは、食事制限をするわけではないので、すぐには効果が感じられにくいかもしれません。
毎日コツコツと続けていくことで、元の体よりもスッキリしているはずです。
体に合っていると感じたら、ぜひ毎食スプーン1杯のおからパウダーをプラスして、健康的な体を目指しましょう。